税理士試験 簿記検定

簿記検定や税理士試験におすすめの電卓を税理士が解説

簿記検定、税理士試験を受験される方向けに、税理士がおすすめの電卓をご紹介します。

以下では、次の3点について解説します。

  • 簿記検定、税理士試験は電卓の使用が可能
  • 簿記検定、税理士試験で使用が認められている電卓
  • 簿記検定、税理士試験におすすめの電卓

税理士試験を受験する方は必読です。

簿記検定、税理士試験では電卓が必須

簿記検定、税理士試験では、筆記用具に加え「電卓」を使うことができます。

当たり前ですが、スマホやパソコンに付いている電卓機能の使用は認められていないため、1つ購入する必要があります。

「今の時代、スマホやパソコンがあるから電卓はいらない」。そう思っている方も多いかもしれません。

しかし、電卓を侮ってはいけません。

わたしも税理士として仕事をするうえでは、スマホやパソコンの電卓では物足りず、きちんとした電卓を使っています。計算間違いはできませんし、計算に時間がかかっていては仕事が遅くなってしまうからです。

なお、一言で電卓といっても、100均で売っている電卓もあれば、 5万円を超える電卓もあります。

用途に応じて選ぶべきですが、この記事では「簿記検定」「税理士試験」におすすめの電卓をご紹介します。

簿記検定、税理士試験で使用できる電卓

簿記検定で使用できる電卓、税理士試験で使用できる電卓は決まりがあります。

どちらもそんなに違いはありませんが、使用できる電卓について解説していきます。

日商簿記検定で使用できる電卓

日商簿記検定で使用できる電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限るとされており、例えば、次の機能があるものは禁止されています。

<日商簿記検定で使用が禁止されている電卓>

  1. 印刷(出力)機能があるもの
  2. メロディー(音の出る)機能があるもの
  3. プログラム機能があるもの
  4. 辞書機能(文字入力を含む)があるもの(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)

参考:日本商工会議所 簿記3級の試験科目・注意事項
URL:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3/exam

音が鳴るような電卓は禁止されていますので、もし、おもちゃのような電卓しか無いのであればきちんとした電卓を買いましょう。

また、電卓で禁止されている機能は多いですが、下線部分の日数計算機能は明確に許可されていますので、後でご紹介する電卓をおすすめします。

 

税理士試験で使用できる電卓

税理士試験で使用できる電卓は、簿記検定で使用できる電卓とほぼ同じです。

ただ、税理士試験で使用できる電卓は次の通り決められており、簿記検定よりは厳格です。

そのため、使用が禁止されている電卓を選ばないように注意してください。

<税理士試験で使用が認められている電卓>

  1. 乾電池や、太陽電池で作動する電源内蔵式のものであること。
  2. 演算機能のみを有するものであること。
  3. 数値を表示する部分がおおむね水平であるもの。
  4. 外形寸法がおおむね26センチメ-トル×18センチメ-トルを超えないものであること。

参考:国税庁 税理士試験試験に使用できる文房具・計算機について
URL:https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/qa/qa05.htm

数字を押したら音が鳴る電卓、計算過程を遡って確認できる電卓などは、その機能が付いていれば、その機能を使わなかったとしても電卓そのものの使用ができません。

特に注意すべきは「2.演算機能のみを有するものであること。」です。

実際はこんな機能が付いていても役に立ちませんし、試験官に電卓のチェックもされないためスルーされると思いますが、こんなことで不合格になってはアホらしいので、もしこういった電卓を今使っているのであれば買い替えましょう。

簿記検定、税理士試験におすすめの電卓

簿記検定、税理士試験におすすめの電卓はCASIO ND-26SかAZ-26S

簿記検定、税理士試験におすすめの電卓は次の二つです。

①CASIO製 ND-26S プロ用実務電卓(わたしも使用)
②CASIO製 AZ-26S スクール電卓 (キー配置が同じ電卓、①より若干安い)

わたしが税理士試験時代から愛用している電卓は上記①のND-26Sです。現在3台目で、あわせて10年以上使っています。

これらの電卓は、商業高校などで使われています。

キー配置など使い勝手が良く、電卓の反応速度も非常に早いです。簿記検定や税理士試験、公認会計士試験を受ける方もよく使っています。

私も、簿記検定3級から1級、税理士試験、そして、税理士として仕事をするうえでも上記①「ND-26S」の電卓を使っています。

この電卓の良い部分を5つご紹介します。

  • キーロールオーバー機能が付いている
  • タイピングの反応速度が非常に速い
  • メモリー機能が付いている
  • クリアキーの配置が良い
  • 日数計算機能が付いている

キーロールオーバー機能が付いている

キーロールオーバー機能とは、2つの数字を押した場合に、1つ目に押したボタンを離した場合に順次入力される機能です。

たとえば、「1」「00」の順番で押し、指を離した場合に、安い電卓だと「1」しか入力されません。

しかし、キーロールオーバーが付いている場合は「100」と入力されます。

税理士試験では電卓の早打ちを行いますので、この機能が付いている方が入力速度で有利です。

タイピングの反応速度が非常に速い

電卓の機能として、タイピングの反応速度は重要です。

わたしは過去に電卓大会に参加し、県大会優勝、全国大会に出場した経験が何度かあります。

そのような電卓大会はもちろん、税理士試験や簿記検定を受ける方は、電卓を利き手でない片手の指5本でタイピングすることが一般的です

100均で売っている電卓では、先ほどのキーロールオーバー機能が付いていないことはもちろん、反応速度が遅すぎて、ボタンを押してもまともに反応してくれません。

そのため、5,000円以上はする電卓にしておきましょう(一生電卓を一本指で押すというのであれば、1,000円ぐらいの電卓でも良いかもしれませんが、上を目指せば目指すほど、不便に感じます)。

上記ND-26Sの電卓であれば3年~5年ぐらいは使うことができ、また、簿記検定や税理士試験の受験を考えれば最上位クラスの機種です。

1年あたりになおせば1,000円いかないぐらいで購入できるため、電卓選びに悩んでいるなら、ぜひ買ってください。

メモリー機能が付いている

再度、↑の電卓をご覧ください。

「M+」「M-」「MR」「MC」の青いボタンが付いているのがわかります。

このボタンが無い電卓は絶対に選んではいけません。

それぞれ、次の役割を果たします。

ボタン 読み方 機能
M+ メモリープラス 電卓に表示されている数字をメモリーに加算
M- メモリーマイナス 電卓に表示されている数字をメモリーから減算
MR メモリーリコール M+、M-で記憶した数値の加減算を行う
MC メモリークリア M+、M-に記憶した数値を消す

要するにただのプラスマイナスの機能ですが、この機能を使えなければ税理士試験は厳しいです。

「AC」や「C」ボタンを押せば、電卓で計算した数値は消えてしまいます。

しかし、「M+」「M-」で記憶した数値は消えません。

電卓で計算した結果をいちいち紙にメモしておくのではなく、M+、M-の機能を使って電卓の中にメモしておけば良いのです。

この機能を使えなければ税理士試験は厳しいです。

絶対にメモリー機能が付いている電卓にしてください。

クリアキーの配置が良い

「1」の下に「00」ボタンがあり、「0」の上に「C」「AC」とあります。

「00」ボタンを押せば「0」が2つ表示されます。

そのため、ケタが多い数字もあっという間に入力することができます。

また、0の上が「C」であり、その上に「AC」があるのも良いです。

一度「=」を押して計算した結果は「GT(グランドトータル)」ボタンに記憶されるため、「=」で計算した内容をバンバンため込んでいって「GT」で合計する計算方法を行うことがよくあります。

ただ、「GT」の記憶内容は「C」ボタンでは消えませんが、「AC」ボタンで消えてしまう点に注意が必要です。

そして、「0」はよく押すボタンであり、0を押す際、誤ってその上のボタンを押してしまうことは私もあります。

もし「0」の上が「AC」であれば、計算結果すべてが消えてしまいます。

ただ、このキー配置であれば誤ってボタンを押しても2個上の「AC」ボタンを押す心配はありません。

何が言いたいかと言うと、「間違えてボタンを押したときのダメージが少ないキー配置」だということです。

日数計算機能が付いている

簿記検定や税理士試験では、日数計算が必要な問題が出題されます。

たとえば、「2月1日~7月15日までの日数を計算してください」となったとき、きちんと数えることができますか?

ちなみに私はできません笑(時間をかければできますが、考えるのも大変です)

うるう年を考慮するか考慮しないか、2月が何日まであるか、こういったことを計算し、もし間違えたら大変です。点数を落としてしまい、不合格になってしまうかもしれません。そのため、簿記検定では日数計算機能が付いている電卓を選ぶことをお勧めします。

なお、先程ご紹介した電卓には日数計算機機能が付いています。2月1日~7月15日まで165日(両端入れ)と、5秒かからず日数計算できてしまいます。しかも間違える確率はかなり低くなります。

せっかく勉強したのに、電卓が原因で不合格になってしまっては残念です。ずっと長く使える電卓を、飲み会1回分の金額で買えてしまうので、安すぎる電卓を使っている方、電卓選びに悩んでいる方はぜひ買ってみてください。

 

注意!2021年4月9日時点、在庫がほとんどありません。

このサイトでご紹介しているせいだと思いますが、この電卓、飛ぶように売れています。。。

いまAmazonを見ると、ND-26Sの在庫が4点、AZ-26Sの在庫が1点しかありません。厳密に言えば楽天市場にもありますが、そちらだと3,000円以上高いです。

早い者勝ちです。そのうち買おうと思っていると売り切れてしまいますので、悩んでいる方は今すぐ購入しましょう。

①CASIO製 ND-26S プロ用実務電卓(わたしも使用)
②CASIO製 AZ-26S スクール電卓 (キー配置が同じ電卓、①より若干安い)

 

税理士試験を受験する方向け

簿記検定のステップアップとして税理士試験を受験される方、いま現在税理士試験を受験されている方は、10万人に読まれている「税理士試験に21歳で短期5科目合格した勉強方法や攻略法を大公開」もぜひご覧ください。

 

税理士試験のおすすめの科目選択やどんなボールペンが良いか等紹介していますので、読んでおかないと後悔しますよ!

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税理士 坂根 崇真

18歳で日商簿記1級、21歳で税理士試験に3年5科目合格した税理士。一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事、その他 株式会社の代表取締役。中の人は複数人で運営しています。

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