
税理士試験の合格を目指すなら、まずは大原が選択肢にあがります。学費は高いですが、合格実績十分であり、本気で合格したいなら選択肢として申し分ありません。
この記事では、大原に通い、税理士試験に3年5科目合格した税理士の坂根が解説します。
ポイント
- 大原の税理士試験合格者占有率は約60%
- 大原の講師の質はそれなりに高い
- テキストはわかりやすい
- 料金は安くないので、通信講座が選択肢にあがるならスタディングも選択肢にあがる
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資格の大原(大原簿記)の特徴
資格の大原(大原簿記)の次の3つのことについて解説していきます。
- 講師の質はそれなりに高い
- テキストはわかりやすい
- 料金は安くはない
講師の質はそれなりに高い
資格の大原の講師の質はそれなりに高いです。
もちろん、人によってばらつきがあり、税理士試験の勉強を教えているといっても、その科目に合格していない方もいます(他の予備校も同じですが)。
ただし、講師陣は熱意ある方が多いです。
大原の税理士講座を選んでよかった、さっき一度だけ受講相談でお時間もらった先生から「コロナだけど勉強大丈夫ですか?簿記1級中止になっちゃったけど頑張れてますか?全経はまだあるみたいだから頑張りましょうね」ってメールが来ててちょっと泣けた、早く通いたいな
— ももこ (@Momo051243) May 7, 2020
大原の先生方本当にありがとうございました❗
これからは一流の税理士を目指し頑張ります。— JUN@税理士 (@jun4567jpn) December 23, 2018
この熱意があるというのは大原の大きな特徴の1つです。
大原では、高校卒業後に大学のように通う「専門学校」としての顔も持っています。
2年制課程や4年制課程などがあり、いずれも全日制課程(平日毎日通う)です。そのため、中学校や高校のように、生徒に対して愛着を持っている方が多く、生徒の合格を応援したいという文化が根付いています。
1人で勉強するのがむずかしいな、合格を応援してくれる先生のもとで学びたいな、という方にとっては、大原は良い学校だと思います。
テキストの質は良い
資格の大原のテキストの質は良いです。
最低限抑えなければならないことを、わかりやすくまとめています。
税理士になったあとも、基本的なことを調べたいときの参考にする方も少なくありません。
わたしは大原とTACの両方に通った経験がありますが、テキストのわかりやすさで言うと圧倒的に大原の方が良かったです。
TACは、税理士としての仕事でさえ一生に一度も目にする機会が無いような細かいところまでテキストに書いてあったり、メリハリがない印象があります。大原のテキストは、わかりやすくコンパクトにまとまっています(それでもかなり分厚いです)。
だいたい各科目、計算テキストが4冊ぐらい、理論テキストが1冊の計5冊あります。テキストがわかりやすいかどうかは重要なポイントなため、その点で言えば大原は安心です。
料金は安くない
資格の大原の税理士試験の料金は次の通りです。
2021年9月開講 初学者一発コース
(単位:円)
科目 | 教室通学・映像通学 | Web通信 | DVD通信 | 資料通信 |
簿記論 | 230,000 | 215,000 | 268,000 | 129,000 |
財務諸表論 | 230,000 | 215,000 | 268,000 | 129,000 |
所得税法 | 251,000 | 236,000 | 290,000 | 140,000 |
法人税法 | 251,000 | 236,000 | 290,000 | 140,000 |
相続税法 | 251,000 | 236,000 | 290,000 | 140,000 |
消費税法 | 155,000 | 140,000 | 172,000 | 91,000 |
国税徴収法 | 155,000 | 140,000 | 172,000 | - |
住民税 | 155,000 | 140,000 | 172,000 | - |
事業税 | 155,000 | 140,000 | 172,000 | - |
固定資産税 | 155,000 | 140,000 | 172,000 | - |
酒税法 | - | - | - | - |
図:大原の料金表から作成
DVD通信だと、教室通学より高いですね。酒税法は受験範囲が狭いため、9月開講は無いようです。
なお、基本的には受験範囲の広さに応じて価格設定されています。
税理士試験は1年に1回8月に行われる試験ですので、試験直後、9月から受験勉強を始めるのが一般的です。
そのため、この料金が一般的なコースの料金です。
2021年1月開講 初学者短期合格コース
税理士試験は毎年8月に行われ、結果発表は12月に行われます。そのため、結果発表が終わった直後、1月から勉強をスタートするというコースもあります。
(単位:円)
科目 | 教室通学・映像通学 | Web通信 | DVD通信 | 資料通信 |
簿記論 | 168,000 | 158,000 | 196,000 | 110,000 |
財務諸表論 | 168,000 | 158,000 | 196,000 | 110,000 |
所得税法 | 168,000(教室通学なし) | 158,000 | 196,000 | 110,000 |
法人税法 | 168,000(教室通学なし) | 158,000 | 196,000 | 110,000 |
相続税法 | 168,000 | 158,000 | 196,000 | 110,000 |
消費税法 | 150,000 | 140,000 | 172,000 | 91,000 |
国税徴収法 | 106,000 | 96,000 | 128,000 | 63,000 |
住民税 | 106,000 | 96,000 | 128,000 | 63,000 |
事業税 | 106,000 | 96,000 | 128,000 | 63,000 |
固定資産税 | 106,000 | 96,000 | 128,000 | 63,000 |
酒税法 | 106,000 | 96,000 | 128,000 | 63,000 |
図:大原の料金表から作成
所得税と法人税はボリュームが多く、スケジュールが厳しくなるためか、初学者向けで1月開講の教室通学は無いようですね。
どの科目も、9月開講から4か月あくため、料金はその分安く設定されているようです。
ただ、受験勉強は早く始めた方が合格できる可能性は高くなるに決まっています。
本気で合格したいなら9月開講で申し込むのが良いでしょう。
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