会計事務所業界では転職して後悔する方は多いです。
わたし(税理士の坂根)は21歳で税理士試験に5科目合格し、その後税理士法人山田&パートナーズに就職、その後デロイトトーマツ税理士法人に転職し、今は開業しています。
私は結果的に転職を経験して良かったですが、転職して後悔した部分もあるので、転職を考えている方は参考にしてください。
ポイント
- 転職して後悔する理由
- より劣悪な事務所に転職する可能性もある
- その事務所でしか得られない経験を積めない
- 一度転職すると次の転職がむずかしくなるのは本当
- 後悔しない会計事務所の転職理由はだいたい次の5つ
- 忙しくて勉強時間を確保できない、休日が無い
- 給料が低すぎる
- 顧問先や銀行等と、夜や土日に飲み会やバーベキュー等を行うがイヤ
- 上司が苦手
- 嫌な顧問先を担当し続けなければいけない
- 会計事務所によって方針は全然違う、合わないなら転職はアリ
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会計事務所の転職で後悔する理由
会計事務所の転職で後悔する可能性があるのは大きく、次の3つです。
ポイント
- より劣悪な事務所に転職する可能性もある
- 一度転職すると次の転職がむずかしくなるのは本当
- その事務所でしか得られない経験を積めない
より劣悪な事務所に転職する可能性もある
会計事務所の中には、劣悪な環境の事務所も多くあります。
- みなし残業代が30時間40時間分給料に含まれていて実質の月給が16万円といった薄給の事務所
- 残業代が一切でない事務所
- 毎月1度は土曜日出勤がある事務所
次のような事務所もあるようです。
個人的に勤務するのは絶対に無理な会計事務所
・朝変な体操をさせる会計事務所
・周辺の道路の掃除をさせる会計事務所
・トイレ掃除研修をさせる会計務所
・宿泊合宿をする会計事務所— 吉田貢@一人鍋🍲税理士 (@yoshidamitsugu) February 17, 2022
みなし残業問題
会計事務所では、みなし残業代が給料に含まれているケースがよくあります。
毎月30時間や40時間分ほどで、比較的大手の事務所ほどこの傾向が強いです。
月給20万円(※みなし残業40時間4万円分を含みます)といった求人ですね。
みなし残業は、実際に残業を行っていなくても支給されるものですが、経営者視点で見れば、その「40時間のみなし残業時間分は働いてもらいたい、無償労働なんだから」と考えるのが通常です。
結果、みなし残業を設定している事務所では、毎月30時間40時間、或いはそれ以上の残業が常態化しているケースが多いです。
事務所に限った話ではありませんが、中には、みなし残業の時間を超えた分を支給しない事務所もよく聞く話ですね。
毎日遅くまで働いて、それでいて給料が残業代込みで毎月20万円って、きつ過ぎですよね。
いまの勤務先がこんな事務所ならもちろん転職した方が良いと思いますが、そうでない方は、転職を行う際は求人票などでよく確認しましょう。
残業代が一切でない問題
残業代を一切出さない事務所も中にはあるようです。完全に問題ですね。
「勉強のため」「税法を調べる時間は勉強だから残業じゃない」という事務所もありますが、何を言っているんだという話ですね。
また、たとえば3時間早く出勤して仕事をした場合に、早朝出勤は残業ではないからOKという謎ルールの事務所(3時間早めの出勤は事前に上司の許可を得ておく必要があると思いますが)、税務通信の読み合わせを行うため、毎週月曜日は1時間早く出勤して勉強時間を設けるが、勉強なので時間外勤務ではないという事務所もあります。
入社するまではわかりませんが、「向上意欲の高い方歓迎」と言っている事務所の場合は確認しておくと良いでしょう。
毎月1度は土曜日出勤あり
「完全週休2日制」と「週休2日制」は別物です。
「完全週休2日制」は毎週必ず2日休みがあるという意味ですが、「週休2日制」は週2日の休みがある週が一度以上あることを指します。そのため、毎月第一土曜日は出勤するといった週休2日制の事務所もあります。
わたしが過去に勤めた事務所もこのケースがありました。
これを考えると、見せかけの月給は高いが、結局「給料が安すぎる」という事務所もあります。
弊社は、完全週休2日制はもちろん、営業時間外の顧客からの電話やメールに対して即答する必要は無いと考えています。仮に文句を言われるようであれば、契約を解除しても構わないと考えています。スタッフが時間外対応するのであれば、追加料金をいただけないと対応できないですからね。
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後悔しない会計事務所の転職理由
後悔しない会計事務所の転職理由はだいたい次の5つです。
- 忙しくて勉強時間を確保できない、休日が無い
- 顧問先や銀行等と、夜や土日に飲み会やバーベキュー等を行うがイヤ
- 上司が苦手
- 嫌な顧問先を担当し続けなければいけない
- 給料が低すぎる
忙しくて勉強時間を確保できない、休日が無い
会計事務所業界は、上述したように残業代も無く、土日も働いたり、平日夜遅くまで働くことが常態化している事務所もあります。
もしそのような事務所に勤めており、かつ、「早く一人前になりたいから修行と思って勤める」という人でないなら転職しても後悔はしないでしょう。
会計事務所業界では、確かに修行と思って長時間勤務をしていれば早く一人前になることができます。しかし、そうでなければ勉強時間を確保できなかったり、プライベートの時間が無くなるだけです。
そんな状況なら、他の事務所に転職することをお勧めします。
顧問先や銀行等と、夜や土日に飲み会やバーベキュー等を行うがイヤ
事務所によっては、平日の夜や土日に、顧問先や銀行の営業マン等と、飲み会やバーベキューを行うことがあります。しかも頻繁に。
結局、そのお客さんは自身のお客さんではなく事務所(所長税理士)のお客さんですし、また、銀行のつながりも事務所を転職すれば絶たれることが多いでしょう。
それなのに、楽しくも無い飲み会等に、自身の時間を奪われるのは苦痛です(楽しいならもちろん問題なし)。
もし嫌なら、転職することをお勧めします。
上司が苦手
小さな事務所でも大きな事務所でも、上司は基本変わりません。ずっと同じ人が上司です。
「性格が悪すぎてどうしても無理」ということがあっても、勤めている限りは上司は変わりません。どこの事務所に行っても、勤めである以上は人との問題は少なからずあると思います。しかし、どうしようもなく苦痛であり、精神的に病んでしまうくらいであれば転職を考えても良いと思います。
嫌な顧問先を担当し続けなければいけない
勤めである以上、ふつうは顧問先を選ぶことができません。
上司に指示された顧問先を担当することになります。数十社に関わっていれば、イヤな顧問先が何社か出てくることもあるでしょう。
また、もし理不尽な顧問先がいても、担当替えをしてくれなかったり、所長が放置するケースは往々にしてあります。
ちなみに弊社のお客さんは人柄が良い方ばかりです。理不尽な顧問先は解約を検討しますので、安心して働くことができるでしょう。
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給料が低すぎる
5年も10年も勤めており、担当件数がかなり増えても給料が上がらない事務所は結構あります。
また、税理士試験の科目に合格しないと給料が上がらない事務所もあります。
事務所としては3年程度たたないと戦力になりませんし、「仕事をこなせるようになるまで赤字状態で雇っているんだからずっと安く働いてもらう」という考えの方もいます。
しかし、成長してもずっと給料が低すぎるのであれば転職しても良いと思います。
弊社は前職給与保障で、能力に応じて給料を上げていきますので、ぜひご応募ください。
後悔しないために会計事務所の転職はアリ
いま勤めている事務所の環境が劣悪だったり相性が合わないのであれば、転職はアリです。会計事務所によって従業員に対する方針は全然違いますので、「自身に合っていないなら」という条件付きですが。
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