税理士試験の受験に専念できる環境があるなら専念し、社会人として働いているなら、働きながら勉強することをお勧めします。
この記事では、次の3点について21歳で5科目合格した税理士の坂根が解説します。
ポイント
- 税理士試験の受験に専念すべき?本気の人ならアリ
- 税理士試験は働きながらでも無理ではない、働きながら合格した税理士も多い
- 専念した人しなかった人、税理士試験に30代以降で受験する方の実例を以下で紹介
- 働きながら通信講座、上場企業が運営するスタディングなら大手の6分の1の価格
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税理士試験は働きながらでは無理?
働きながらでも合格する人は合格します。
税理士試験の受験に専念するために、会社を辞めて勉強する方もいますが、働きながら勉強する方も多いです。
働きながら税理士試験に合格し、税理士として活躍されている方の声を集めてみました。
働きながらの税理士試験は
— Keiko Abutani/開業税理士@名古屋 (@keiko_taxmgt) July 23, 2021
・効率優先。効率化を徹底
・隙間時間、移動時間をフル活用
・勉強の習慣化。決まった時間に勉強
・職場の雰囲気が帰りにくくても、自分の業務が完了しているなら帰る
が重要。勉強期間は勉強の優先度をあげないと合格は厳しい。結果、法人も消費も一度で合格💮#税理士試験
今日は4時半起き。税理士試験の勉強してたときを思い出す。働きながらだと6月入って本腰って感じですよね。
— エイマエダケイタ 江の島の税理士 (@keitazeirishi) June 3, 2019
もうすぐ模試の時期かな。TACで模試だけ受けてたけどいつもD判定とかだったな。
それでも合格できるのでここからの追いこみ勝負!
結局、専念でも働きながらでも、やる気があれば合格は可能です。
わたしは高校を出てすぐに税理士試験の勉強を始めた学生だったため、受験に専念できる環境がありました。
ただ、社会人として働きながらの受験だったら、相当キツイだろうというのは容易に想像できます。
わたしの受験仲間も、最初は学生だったので受験に専念していましたが、学生のうちに合格できる人は多くありませんでした。ほとんどの方が卒業し、社会人として働きながら勉強をしていましたが、その後合格している人は3割ぐらいの印象です。ほとんどが税理士試験に合格できずに諦めていきました。
個人的には、税理士試験の受験に専念できる環境があるなら専念した方が良いでしょうし、いま働いているのであれば、会社を辞めずに通信講座で勉強すれば良いと思います。
100%の環境はありませんので、今ある環境でベストを尽くしましょう。
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関連記事:【税理士試験】格安通信講座スタディングの評判を21歳5科目合格税理士が解説
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税理士試験の受験に専念すべき?本気の人ならアリ
既に仕事をされている方には、受験専念をおすすめしません。
学生時代に税理士を目指さなかったのであれば、その後は働きながら合格を目指した方が良いです。
確かに、税理士試験の受験に専念すれば、合格までの道のりは一気に短くなります。ただし、専念したって遊べる時間が増えるわけではありません。
専念するのであれば、すべてを勉強に充てる覚悟が無ければいつまでたっても受かりません。
税理士試験は1科目あたりの合格率が10%の厳しい試験であり、合格までに2年で超人、3年でエリート、5年で順当と言われ、中には10年以上かかる人も珍しくありません。
これは、税理士試験の受験に専念している人だけでなく、働きながら勉強している人も含まれますが、いい年した大人が2年も3年も受験に専念していたら社会から取り残されます。
税理士試験の受験に専念できる環境があれば、より多くの勉強時間を確保できるため、合格しやすい環境に身を置くことができますが、1科目だけどうしても受からない場合など、本気の場合のみにしておくのが良いでしょう。
税理士試験を働きながら勉強する人と受験に専念する人の合格年数の違いは?
税理士試験の合格は、当然ですが受験に専念した方が早く終わる可能性が高いです。
ただし、上述したように必死に勉強した場合に限ります。
税理士試験の受験に専念する場合、かなり早いケースで2年か3年、そして、1年1科目として5年が1つの目安です。
ただし、5年も受験に専念というのは現実的ではありませんので、試験に専念できる期間は2年か3年程度と考えておくのが良いでしょう。
一方で、働きながら勉強する場合には1年に1科目、試験範囲の狭い科目を頑張っても2科目が限界でしょう。
そうすると、5科目合格まで早くて3年から5年、平均的には7年8年ぐらいになると思います。
もちろん、一言で「働きながら」と言っても平日18時に仕事が終わって勉強する時間がある方、24時まで仕事している方、土日に勉強時間をとれるかどうかで大きく変わります。
弊社では顧客訪問等が無く、残業も少なく勉強時間を確保しやすいです。働きながら税理士試験の勉強をしたいなら、秋田税理士事務所の求人情報を今すぐチェック。
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税理士試験を働きながら合格した人など30代以降で受験する方の実例
わたしの友人、知人で30代、40代から税理士試験の受験を始めた方をご紹介します。
- 30代で異業種(予備校の講師)から税理士業界へ転職した男性
- 30代で異業種(営業職)から税理士業界へ転職した男性
- 40代で税理士を目指すと言い、退職した不動産会社の男性
1.受験専念と働きながらを両方経験:30代で異業種(予備校の講師)から税理士業界へ転職した男性
この方は、5科目官報合格で税理士試験を終えています。
異業種から税理士になるため、2年ほど、税理士試験に専念する期間を作っていました。
その2年間に3科目合格し、残りの2科目は働きながら受験し、3年間で合格していました。あわせて5年間です。
いまでは県内最大手の税理士法人でナンバー2に上り詰めたあと、独立開業し、活躍されています。
2.働きながら合格:30代で異業種(営業職)から税理士業界へ転職した男
この方は、受験開始から最後まで、働きながら税理士試験を終えています。
税理士試験3科目+大学院で2科目免除というルートをとっていました。
今は独立開業され、活躍されています。
この方が税理士業界に参入した理由は、収入を増やす目的ではなく、独立し、家族との時間を作ることが目的でした。
もともと、世間的に見てホワイト企業と言われる会社に勤めていましたが、家族の協力を得て勉強するための時間を作り、見事税理士として活躍されています。
もし受験に専念し、失敗したら一家離散の可能性があります。家族がいるのであれば、働きながら合格を目指したほうが良いでしょう。
3.受験専念:40代で税理士を目指すと言い、退職した不動産会社の男性
受験専念で失敗された方についても紹介します。この方は、不動産会社で営業をされていた方です。
「税理士になりたい」といい仕事を退職し、受験に専念されています。
3年程度たった今も、おそらく受験専念中です。
退職前から、「税理士になるために退職しようかな」と相談を受けましたので、私は正直に「やめておいた方がいい」とアドバイスしました。
税理士になりたいとは言うものの、簿記の知識がなく、受験資格もなかったため、「日商簿記1級に合格する」などの受験要件を満たさないといけませんでした。
税務知識の習得には相応の時間がかかりますし、よっぽどの能力が無い限り、40代以降で異業種から参入した場合に、年齢的に大手の税理士法人で活躍する場はありません。また、個人事務所でも、独立を前提としている人を雇いたい事務所はそう多くありませんので、実務経験を積める機会が少ないです。
40代で異業種から税理士への転職はそもそもおすすめしませんが、40代で税理士になりたいというのであれば、不動産会社に勤めたまま(もしくは税理士事務所に転職し)、働きながら試験合格を目指すのが良かったでしょう。
働きながら税理士試験を受験するメリットデメリット
基本的には現在働いているなら働きながら税理士試験を受験することをお勧めします。
デメリット
働きながら税理士試験を受験するデメリットは次の2点です。
ポイント
- 実務の勉強に時間がとられる
- 勉強時間の確保がむずかしい
実務の勉強に時間がとられる
働いていると、特に税理士事務所勤務の場合は覚える仕事がたくさんあります。
そのため、試験に直結しない勉強に時間を多く割くことになります。
勉強時間の確保がむずかしい
働きながらで毎日定時に帰れるなら良いですが、税理士事務所業界では残業が当たり前の世界です。そうすると、平日に勉強時間を確保できず、土日だけしか勉強できない可能性もあります。
メリット
働きながら税理士試験を受験するメリットは次の3点です。
ポイント
- 職歴に傷がつかない
- 少ない時間で効率良く勉強しようという意識が働く
職歴に傷がつかない
もし勤務税理士として働きたいのであれば、職歴に傷がつかないことは非常に重要です。
大学卒業後に税理士試験の受験のために専門学校に専念するケース、30歳ぐらいの人が会社をやめて税理士試験の受験に3年から5年ぐらい専念するケースがありますが、その後、採用したいと考える事務所は多くありません。
それで1年2年できちんと合格科目を積み上げられているなら大きなマイナスポイントにはなりませんが、基本的に採用側は職歴に穴が無い人を好みます。
しかし、最悪なのは受験に専念したにも関わらず、合格科目を積み上げられなかったケースです。「受験に専念しても合格できないくらいの能力しかない」と判断され、能力が低い人と見られる可能性が高くなります。
また、世間体も悪いので、本当に死ぬ気で勉強するくらいの覚悟がなければ受験専念はおすすめしません。
少ない時間で効率良く勉強しようという意識が働く
働きながら勉強する場合は、少ない時間で効率よく勉強する必要があります。
年に1回しか受験機会がない試験ですので、ゴールから逆算して1日何時間勉強しないといけないという目標をたてて勉強することができます。
家族の協力も必要になる場合が多いですが、感謝の気持ちを持って極力勉強の時間をとらせてもらい、1発での合格を目指しましょう。
税理士試験を働きながら合格するためには?
他のことを犠牲にしてでも勉強時間を確保することが合格のためには必要です。
税理士試験は受験に専念してもしなくても、本気なら合格できます。上記でご紹介した2と3の方は当時既婚者であり、子どももいました。
それぞれ合格、勉強中の2通りにわかれています。
2人が違ったのは本気度です。
税理士試験は決して簡単な試験ではありません。
本気で取り組まなければ合格できませんし、今の仕事が嫌だからという理由で受験に専念したいという理由であれば絶対にやめておきましょう。
ある程度年齢が高いが、どうしても税理士になりたいということであれば、働きながら通信講座「スタディング」などで勉強することをお勧めします。
関連記事:【税理士試験】格安通信講座スタディングの評判を21歳5科目合格税理士が解説
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大原やTACの6分の1で勉強を始められる、通信講座専門の「スタディング」。
ライバルより早く勉強を開始して差をつける、お申し込みはお早めに!
税理士試験に落ちないために知っておくべきこと
「税理士試験の合格が21歳なんて早い!羨ましい!」そう思う方もいるでしょう。
このnoteは、2年で5科目合格を目指したものの、残念ながら法人税法に不合格になった経験(=3年で5科目合格となった経験)から、税理士試験に落ちないために知っておくべきことを本音で語っています。
本音を言えば無料で公開してもよいのですが、 専門学校に対する批判なども含んでおり、あまり公にしたくない内容となっています。
そのため、税理士試験に合格したいと本気で思っている方限定で有料公開することとしました。
本気で一発合格を目指す方は下記の記事をご覧ください。税理士試験に合格するための秘訣がわかります。
1年に1回しかない税理士試験、本気で合格したい方は今すぐ読んで税理士試験に一発合格してください。
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