税理士試験

【難易度】税理士試験の合格率は10%!大学在学中に合格可能?税理士が解説

税理士試験の合格率は年度や受験科目によって異なりますが、概ね10%です。

以下では、次の3点について税理士が解説します。

  • 税理士試験の合格率
  • 税理士試験の難易度
  • 税理士試験は大学在学中に合格可能?

税理士試験を受験する方は必読です。

税理士試験の合格率と難易度は?

税理士試験の合格率は10%

税理士試験の合格率は、1科目あたり10%前後です。

10人が受験して合格者が1人と狭き門となっています。

しかも、注意したいのは、10%の合格率というのは1科目あたりの数値です。

税理士になるためには5科目合格が必要なため、単純計算で10%の合格率の試験を5つ突破しないといけないため、難易度は高いです

税理士試験の難易度は?

税理士試験は5科目の合格が求められるため、難易度は高いです。

そのため、1年で終えられる人はいません。

表にまとめると次の通りです。

合格にかかる年数 レベル感
1年 いない(日本全国探してもいませんし、過去数十年に遡っても10人いないと思います。)
2年 超エリート(東大や司法試験に一発合格するような人たちのレベル。)
3年 エリート
5年 順当(1年1科目合格の計算なので順当)
8年 平均的
10年以上 遅咲き

上記を見てわかる通り、税理士試験で5科目合格するまでに、とても早くて2年か3年、順当と言われるレベルでも5年かかります。

税理士試験の現実的な最終合格率は1%未満

税理士試験は5科目合格するまでに10年かかるケースだけでなく、3科目4科目合格したあと、諦めて税理士試験をリタイアする人も少なくありません

国税庁によると税理士試験の最終合格率は2%と公表されていますが、これは、その年に5科目合格に到達した人数÷受験者数の全体により2%と算定されている数値です。

途中でリタイアする方も多い点を考慮すると、現実的な最終合格率は1%未満です。

税理士試験から脱落する人はどのぐらい?

感覚としては、税理士試験の簿記論で一緒に学んだ人の、8割から9割の方は脱落しています。

税理士試験はそれなりに難易度が高い試験であり、上述したように、最終合格率は公表数値で2%と言われています。

実際、わたしの同級生をみても、違和感のない数値です。

そのため、次のような人も珍しくありません。

  • 簿記論、財務諸表論のみ受験し、企業の経理部に行く人
  • 中途半端なまま個人の税理士事務所の補助職員となり、いつしか税理士になるという野望が消えた人

これらは、まったく珍しくありません。

税理士試験中に50人の受験仲間がいたとして、同時期に合格できる仲間はせいぜい2、3人です。

その後5年以内に合格できる人は5人~10人。

残りの人は、受験を諦めて撤退します。

10年たっても勉強を続けている人は、そう多くないと思います。

5年以内には、ほとんどの方が税理士以外の道を探しています。

だからこそ、税理士試験を受験するからには本気で取り組むべきです。

税理士試験の合格率は上昇中

上記は、令和元年度税理士試験の各科目の合格率です。どの科目も合格率が11.7%以上と高いですね。

また、右端にある30年度合格率を見ても同様に合格率が高く、最近だと財務諸表論の合格率が20%以上になる年もあります

ただ、注目すべきは受験者数です。税理士試験の受験者数はここ数年、毎年10%ずつ減少している勢いです。

2年も3年も同じ科目を受験する人も少なくありませんので、「受験者全体のレベルが上がっている」という人もいますが、「合格率が上がっているのでチャンス」ととらえるべきでしょう。

税理士試験の過去の合格率推移

合格率を比較しやすいよう、表にしてみました。

  簿記論 財務諸表論 所得税法 法人税法 相続税法 消費税法 酒税法 国税徴収法 住民税 事業税 固定資産税
70回 (2020)令和2年度 22.6% 19.0% 12.0% 16.1% 10.6% 12.5% 13.9% 12.2% 18.1% 13.1% 13.5%
69回(2019)令和元年度 17.4% 18.9% 12.8% 14.7% 11.7% 11.9% 12.4% 12.7% 19.0% 14.8% 13.7%
68回(2018)平成30年度 14.8% 13.4% 12.3% 11.6% 11.8% 10.6% 12.8% 10.7% 13.5% 11.0% 14.9%
67回(2017)平成29年度 14.2% 29.6% 13.0% 12.1% 12.1% 13.4% 12.2% 11.6% 14.3% 11.9% 13.3%
66回(2016)平成28年度 12.6% 15.3% 13.4% 11.6% 12.5% 13.0% 12.6% 11.6% 11.7% 12.9% 14.6%
65回(2015)平成27年度 18.8% 15.6% 13.2% 11.1% 13.4% 13.1% 11.9% 14.2% 9.6% 13.6% 14.8%
64回(2014)平成26年度 13.2% 18.4% 13.2% 12.4% 12.9% 10.3% 13.0% 13.2% 8.7% 13.5% 14.8%
63回(2013)平成25年度 12.2% 22.4% 14.8% 12.4% 11.7% 11.8% 11.8% 12.9% 12.2% 12.0% 13.7%
62回(2012)平成24年度 18.8% 20.7% 12.3% 12.6% 12.8% 12.4% 12.4% 13.6% 16.5% 9.9% 17.0%
61回(2011)平成23年度 14.8% 16.6% 13.4% 12.5% 11.6% 13.7% 12.3% 13.3% 16.6% 17.1% 12.2%
60回(2010)平成22年度 12.5% 13.1% 14.3% 12.6% 13.9% 12.3% 12.3% 12.1% 16.2% 11.9% 10.5%
59回(2009)平成21年度 9.9% 16.0% 13.4% 12.1% 14.7% 12.4% 10.4% 11.3% 18.2% 13.8% 10.0%

図:国税庁ホームページを基に坂根作成

基本的には10%を超える年が多く、財務諸表論のように、中には30%近い合格率になるものもあります。

ただ、やはり10%~13%ぐらいに納まるケースが多いです。

 

税理士試験は大学在学中に合格可能?

結論を言えば、大学在学中に税理士試験に合格することは可能です。

ただし、日本中探しても、1年に片手の指におさまるレベルです。

税理士試験の結果発表データを見ると、大学在学中に合格する人かなり少なく、0人の年もあったり、だいたい毎年1~3名程です。

以下の通り、令和元年度税理士試験における大学在学中の合格者は4名しかいません

わたしも合格時の年齢は21歳のため、年齢だけ見ればこのうちの1人ということになります。

税理士試験は難易度が高いが、だれもが合格できる試験

税理士試験は1年に1科目合格すれば順当と呼ばれる試験であり、20代から勉強を始めたとしても、税理士試験に合格したときには既に30代、40代になっていることも少なくありません。

また、合格率が1科目10%と言っても、税法科目は皆、簿記1級や簿記論、財務諸表論を突破してきている人たちが受験する中での10%です。

そのため、決して低い難易度の試験ではありません。

ただし、東大の大学受験や司法試験と比べれば、遥かに簡単な試験のはずです。そう思えば気が楽になりませんか?

税理士試験は、頑張ればだれもが合格できる試験です。

ぜひ、あきらめず合格を勝ち取ってください。

 

税理士試験に落ちないために知っておくべきこと

「税理士試験の合格が21歳なんて早い!羨ましい!」そう思う方もいるでしょう。

このnoteは、2年で5科目合格を目指したものの、残念ながら法人税法に不合格になった経験(=3年で5科目合格となった経験)から、税理士試験に落ちないために知っておくべきことを本音で語っています。

本音を言えば無料で公開してもよいのですが、 専門学校に対する批判なども含んでおり、あまり公にしたくない内容と なっています。

そのため、税理士試験に合格したいと本気で思っている方限定で有料公開することとしました。

本気で一発合格を目指す方だけ、こちらをクリックしてご覧いただければ、税理士試験に合格するための秘訣がわかります。

1年に1回しかない税理士試験、本気で合格したい方はぜひ今すぐご覧ください

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税理士 坂根 崇真

18歳で日商簿記1級、21歳で税理士試験に3年5科目合格した税理士。一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事、その他 株式会社の代表取締役。中の人は複数人で運営しています。

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