
9月開始はおすすめです。
ただし、いまが1月でも4月でも、税理士試験を受けたいと思ったのであれば、次の9月まで待つ必要はありません。
始めたいと思ったときに、すぐ勉強を始めましょう。
税理士試験は科目合格制なので、開始時期が遅ければ受験科目を1科目に絞ることができます。
9月開始なら1~2科目、1月開始なら原則1科目など、勉強できる期間に合わせて調整すれば大丈夫です。
この記事では、3年5科目合格税理士の坂根が解説します。

27歳で独立開業。2023年・2024年創業融資サポート件数秋田県内No.1
撮影日:2025年4月9日
ポイント
- 税理士試験の勉強は9月開始がおすすめ
- ただし、9月まで待つ必要はない
- 1月開始でも1科目なら合格を狙える可能性がある
- 4月以降は簿記経験や勉強時間によって個別判断
- 開始時期が遅いほど受験科目を絞る
- 税理士を目指すと決めたら今すぐ始める
勉強を始めようか悩んでいる間にも、ライバルは少しずつ先に進んでいます。
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税理士試験の勉強はいつから始めるべき?
結論から言えば、税理士試験の勉強は、始めたいと思ったときに始めるべきです。
9月開始はおすすめですが、9月まで待つ必要はありません。
税理士試験は、例年8月頃に本試験が行われます。
そのため、本試験が終わった後の8月や9月から、翌年の試験に向けた講座が始まるケースが多いです。
9月から始めれば、本試験まで約11か月あります。
年内に基礎を勉強し、年明けから応用問題や総合問題に取り組めるため、たしかに勉強計画は組みやすいです。
しかし、いまが1月なのに「9月開始が良いらしいから、それまで待とう」と考えるのはおすすめしません。
1月から始めれば、本試験まで約7か月あります。
受験科目を1科目に絞れば、合格を狙える可能性は十分にあります。
税理士試験は、5科目すべてを一度に受験する試験ではありません。
1科目ずつ合格でき、一度合格した科目は原則として生涯有効です。
そのため、勉強を始める時期が遅いのであれば、受験する科目数を減らせば良いのです。
結論
- 9月開始なら余裕を持って勉強しやすい
- 1月開始でも1科目なら合格を狙える可能性がある
- 4月以降は直近の試験と翌年度の両方を考える
- 何月であっても9月まで待つ必要はない
税理士を目指すと決めたなら、今日から始めましょう。
税理士試験は9月開始が最適?
税理士試験を初めて受験するのであれば、9月開始はおすすめです。
ただし、「9月でなければ合格できない」という話ではありません。
9月開始が良いと言われる理由は、主に次のとおりです。
9月開始のメリット
- 翌年の本試験まで約11か月ある
- 年内に基礎を固めやすい
- 年明けから問題演習に取り組める
- 仕事が忙しくても遅れを取り戻しやすい
- 簿記論と財務諸表論の2科目を検討しやすい
税理士試験は、講義を聞いただけでは合格できません。
講義を聞き、問題を解き、間違えた問題を何度も復習する必要があります。
9月から始めれば、この復習時間を長く確保できます。
特に働きながら受験する社会人は、急な残業や繁忙期で勉強できない日もあるでしょう。
勉強期間が長ければ、多少遅れても立て直せます。
そのため、いまが8月や9月なのであれば、迷わず勉強を始めましょう。
なお、わたし自身、消費税法は1月スタートで1発合格しています。
9月開始でも2科目受験が正解とは限らない
9月から勉強を始めると、簿記論と財務諸表論の2科目受験を勧められることがあります。
たしかに、両科目には重なる内容があるため、同時に勉強するメリットがあります。
しかし、誰でも2科目受験すれば良いわけではありません。
たとえば、次のような方は9月開始でも1科目に絞った方が良い可能性があります。
- 簿記を勉強したことがない
- 残業が多い
- 休日出勤がある
- 家事や育児に時間がかかる
- 資格試験の勉強に慣れていない
2科目受験して両方とも中途半端になるより、1科目に絞って合格した方が良いです。
受験科目の選び方については、次の記事で解説しています。
関連記事:【税理士試験】おすすめの科目選択を3年5科目税理士が解説
税理士試験は1月開始でも間に合う?
1月開始でも、1科目に絞れば翌年の税理士試験に間に合う可能性があります。
むしろ、次の9月まで何もしない方がもったいないです。

遅くありません。
1月から8月頃の本試験までは、約7か月あります。
毎週きちんと勉強時間を確保できるのであれば、1科目合格を狙える可能性があります。
ただし、簿記未経験の社会人が、いきなり2科目受験するのはおすすめしません。
税理士試験では、講義を受ける時間だけでなく、復習や問題演習の時間も必要だからです。
| 1月開始の状況 | おすすめの科目数 |
| 簿記未経験・社会人 | 原則1科目 |
| 日商簿記2級程度の知識がある | 1科目を基本に検討 |
| 簿記経験があり、勉強時間も多い | 条件次第で2科目 |
| 過去に税理士試験を受験している | 学習状況に応じて個別判断 |
1月開始で大事なのは科目を欲張らないこと
1月開始で失敗しやすいのは、9月開始の受験生と同じ科目数を選んでしまうことです。
9月開始の人とは、使える勉強時間が4か月ほど違います。
それなのに、同じように2科目を受験すれば、講義を受けるだけで精いっぱいになる可能性があります。
税理士試験は、何科目申し込んだかではなく、何科目合格したかが大事です。
1科目に絞り、確実に合格レベルまで持っていきましょう。
1月開始なら通信講座と相性が良い
1月から始める場合、すでに9月開始の通学講座が進んでいることがあります。
途中から通学講座に入ると、過去の講義をまとめて消化しなければならないケースもあります。
通信講座であれば、自分のペースで最初から講義を受けられます。
仕事が忙しい社会人であれば、通勤時間や昼休みに講義を見られるのも大きいです。
どの通信講座を選ぶべきかは、次の記事で比較しています。
安く始めたいのであれば、通信講座専門のスタディングが選択肢にあがります。
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開始月別|税理士試験の勉強プラン
税理士試験は何月からでも勉強を始められます。
ただし、開始時期が遅くなるほど、受験科目を絞る必要があります。
| 開始時期 | おすすめ科目数 | 勉強方針 |
| 8月・9月 | 1~2科目 | 基礎から余裕を持って進める |
| 10月~12月 | 1科目を基本に2科目も検討 | 講義の遅れをためない |
| 1月~3月 | 原則1科目 | 科目を絞って集中する |
| 4月・5月 | 1科目 | 簿記経験や勉強時間に応じて判断 |
| 6月・7月 | 翌年度を本命にする | 簿記や基礎講義を先に始める |
8月・9月から始める場合
初学者が税理士試験を始めるには、最も勉強しやすい時期です。
本試験まで時間があるため、1科目だけでなく、簿記論と財務諸表論の2科目受験も検討できます。
ただし、仕事が忙しい方は無理をしないでください。
9月開始であっても、1科目に絞る判断はまったくおかしくありません。
10月から12月に始める場合
10月から12月でも遅くありません。
1科目であれば、十分な勉強期間を確保できます。
簿記経験があり、平日と休日に勉強時間を取れる方であれば、2科目受験も選択肢にあがります。
ただし、年末年始でまとめて勉強しようと考えるのではなく、始めた日から毎日少しずつ進めましょう。
1月から3月に始める場合
原則として1科目に絞りましょう。
この時期から2科目を始めると、講義を消化するだけで終わってしまう可能性があります。
1科目に集中し、問題集を何度も繰り返す方が合格に近づきます。
4月・5月に始める場合
4月や5月から直近の本試験を目指す場合、簿記経験や勉強時間によって個別判断になります。
日商簿記を勉強したことがある方や、過去に税理士試験を受験している方であれば、1科目合格を狙える可能性があります。
一方、簿記未経験で働きながら勉強する場合は、翌年度の試験を本命にしても良いでしょう。
直近の試験に間に合わないからといって、勉強を始めない理由にはなりません。
6月・7月に始める場合
初学者が6月や7月から始め、直近の試験に合格するのは厳しい可能性があります。
ただし、翌年度の試験に向けて勉強を始めるには、早すぎることはありません。
簿記の復習、受験科目の選択、通信講座の比較など、できることはたくさんあります。
「今年は間に合わないから9月まで待つ」ではなく、「来年の合格に向けて今日から始める」と考えてください。
簿記未経験者はいつから始めるべき?
簿記未経験者は、できる限り早く勉強を始めましょう。
税理士試験の講義に入る前に、簿記の基礎を勉強する時間が必要だからです。
税理士試験の簿記論や財務諸表論では、簿記の知識を使います。
まったく簿記を勉強したことがない方が、いきなり税理士試験の講義を聞いても、内容を理解できない可能性があります。
そのため、簿記未経験者は次の順番で勉強するのがおすすめです。
- 日商簿記3級程度の基礎を学ぶ
- 日商簿記2級程度の内容を学ぶ
- 税理士試験の簿記論または財務諸表論に進む
ただし、日商簿記2級に必ず合格してからでなければ、税理士試験を始められないわけではありません。
簿記2級程度の内容を理解できていれば、税理士試験の講義に進む方法もあります。
簿記未経験者ほど、独学で迷う時間を減らすことが大切です。
税理士試験の勉強を始める前に決めること
税理士試験を始める前に、受験科目、勉強方法、毎週の勉強時間を決めましょう。
完璧な計画を作る必要はありませんが、何も決めずに教材を買うのはおすすめしません。
税理士試験の勉強を始める手順は、次のとおりです。
- 受験資格を確認する
- 受験科目を決める
- 独学・通信・通学を決める
- 平日と休日の勉強時間を決める
- 使う教材を決める
- 勉強を始める
受験資格を確認する
税理士試験は、科目によって受験資格の有無が異なります。
簿記論と財務諸表論は誰でも受験できますが、税法科目には受験資格があります。
最初に税法科目を受験する場合は、自分に受験資格があるか確認してください。
関連記事:税理士試験の受験資格を解説
最初に受験する科目を決める
初めて受験するのであれば、簿記論または財務諸表論から検討するのが基本です。
この2科目は必須科目なので、5科目合格を目指すなら、いずれ必ず合格しなければなりません。
受験する順番や税法科目の選び方については、次の記事をご覧ください。
独学・通信・通学を決める
税理士試験は勉強量が多いため、個人的には独学より予備校や通信講座をおすすめします。
独学では、どこが試験に出やすいのか、どの順番で勉強すれば良いのかを自分で判断しなければなりません。
調べている時間があれば、問題を1問でも多く解いた方が良いです。
ただし、決まった時間に通学したい方は通学講座、仕事に合わせて勉強したい方は通信講座など、向いている方法は人によって異なります。
| 勉強方法 | 向いている人 |
| 独学 | 教材選びや勉強計画を自分で管理できる人 |
| 通信講座 | 仕事をしながら自分のペースで勉強したい人 |
| 通学講座 | 決まった時間に校舎へ通いたい人 |
税理士試験の独学用教材については、次の記事で解説しています。
税理士試験の開始時期で失敗する人
失敗する原因は、何月から始めたかよりも、始めるのを先延ばしにしたことや、科目数を増やしすぎたことです。
開始時期に合わせて勉強方法を変えれば、9月以外でも問題ありません。
9月まで何もしない人
9月開始がおすすめと聞き、何か月も勉強せずに待つ人がいます。
これは、かなりもったいないです。
現在が1月なら、9月まで8か月あります。
8か月あれば、簿記の基礎を勉強したり、税理士試験の1科目に挑戦したりできます。
始められるのに始めない理由はありません。
受験科目を増やしすぎる人
早く5科目合格したいからといって、最初から2科目、3科目と申し込む方がいます。
しかし、勉強時間が足りなければ、すべて不合格になる可能性があります。
税理士試験は長期戦になりやすい試験です。
無理な計画を立てて勉強をやめてしまうより、1科目ずつ合格した方が良いです。
講義を聞くだけの人
講義を聞いただけでは、税理士試験には合格できません。
講義を聞くのは勉強のスタートです。
その後に問題を解き、間違えた部分を復習しなければ点数は伸びません。
通信講座を利用する場合も、講義を何本見たかではなく、問題を解けるようになったかを確認しましょう。
教材を何冊も買う人
税理士試験の勉強を始めると、もっと良い教材があるのではないかと不安になります。
しかし、教材を何冊も買うと、どれも中途半端になりやすいです。
基本的には、最初に決めたテキストと問題集を繰り返してください。
税理士試験は、たくさんの教材を1回ずつ解くより、重要な教材を何度も解く方が良いです。
税理士試験に短期間で合格するために必要なこと
短期間で合格するには、早く始めるだけでなく、科目選択と勉強時間の使い方が重要です。
やみくもに長時間勉強するだけでは、合格まで何年もかかる可能性があります。
わたしは3年で税理士試験5科目に合格しました。
もちろん、楽に合格できたわけではありません。
しかし、受験科目の順番や勉強方法を最初に考えていたため、比較的短期間で突破できました。
税理士試験では、次のような判断が大切です。
- 最初に何の科目を受験するか
- 1年に何科目受験するか
- いつから次の科目を始めるか
- 理論暗記をいつ始めるか
- どの教材を何回繰り返すか
わたしが高卒から21歳で5科目合格した勉強方法は、次のnoteにまとめています。
3年5科目合格の方法を知りたい方へ
税理士試験は、ただ勉強時間を増やせば良いわけではありません。
科目選択、受験順、教材の使い方まで、最初に全体像を知っておくことが大切です。
税理士試験の勉強開始時期に関するよくある質問
税理士試験は、9月以外でも勉強を始められます。
開始時期に合わせて受験科目数を調整してください。
税理士試験の勉強は9月から始めるべきですか?
翌年の本試験を目指すのであれば、9月開始はおすすめです。
本試験まで約11か月あり、基礎から問題演習まで余裕を持って進められるからです。
ただし、現在が1月や4月であれば、次の9月まで待つ必要はありません。
税理士試験は1月からでも間に合いますか?
1月開始でも、1科目に絞れば翌年の試験に間に合う可能性があります。
簿記経験、仕事の忙しさ、確保できる勉強時間によって個別判断になります。
初学者の社会人は、無理に2科目を選ばず、1科目に集中しましょう。
税理士試験は4月からでも合格できますか?
日商簿記の知識がある方や、勉強時間を多く確保できる方であれば、1科目合格を狙える可能性があります。
ただし、簿記未経験で働きながら勉強する場合は、翌年度を本命にした方が良いケースもあります。
6月や7月から始めるのは遅いですか?
直近の本試験に合格するには遅い可能性があります。
しかし、翌年度に向けて勉強を始めるには遅くありません。
9月まで待たず、簿記の基礎や入門講義から始めましょう。
簿記未経験者はいつから始めるべきですか?
簿記未経験者は、できるだけ早く始めてください。
税理士試験の講義に入る前に、簿記3級や2級程度の基礎を学ぶ必要があるからです。
最初は何科目受験すれば良いですか?
8月や9月開始で勉強時間を確保できる方は、1~2科目を検討できます。
1月以降に始める社会人は、原則として1科目がおすすめです。
迷った場合は、少ない科目数を選びましょう。
最初に受験する科目は何がおすすめですか?
初めて受験するのであれば、必須科目である簿記論または財務諸表論から検討するのが基本です。
ただし、簿記経験や今後の受験計画によって個別判断になります。
詳しくは、税理士試験のおすすめ科目選択をご覧ください。
まとめ:税理士試験は始めたいと思ったときに始めよう
税理士試験の勉強は、9月開始がおすすめです。
ただし、9月まで待たず、始めたいと思ったときに始めることが一番大切です。
| 開始時期 | おすすめの進め方 |
| 8月・9月 | 1~2科目を基礎から勉強する |
| 10月~12月 | 1科目を基本に、条件次第で2科目 |
| 1月~3月 | 原則1科目に絞る |
| 4月・5月 | 1科目集中。翌年度も考える |
| 6月・7月 | 翌年度に向けた基礎学習を始める |
9月開始なら、余裕を持って勉強しやすいです。
しかし、現在が1月でも4月でも、次の9月まで待つ必要はありません。
税理士試験は科目合格制です。
開始時期が遅いのであれば、受験科目を1科目に絞れば良いのです。
「いつから始めよう」と悩んでいる時間が一番もったいないです。
税理士になりたいのであれば、今日から勉強を始めましょう。
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大原やTACの6分の1で勉強を始められる、通信講座専門の「スタディング」。
ライバルより早く勉強を開始して差をつける、お申し込みはお早めに!
関連記事:【税理士試験】格安通信講座スタディングの評判を21歳5科目合格税理士が解説
早く勉強を始め、ライバルより先に合格しましょう!





