税理士試験に強い大学なんてありません。どこに通っても構わないでしょう。
この記事では、21歳で税理士試験に5科目合格した税理士の坂根が解説します。
ポイント
- 大学在学中の合格者は毎年0~3人ほど
- 大学で税理士試験に特化した勉強を行うわけではない
- 「どこで学ぶか」より「どれだけ勉強したか」が重要
- 税理士試験に合格したければ、日商簿記1級や税理士試験に早くから挑戦すべき→格安通信講座「スタディング」で今すぐ勉強を始めましょう
関連記事:【税理士試験】格安通信講座スタディングの評判を21歳5科目合格税理士が解説
税理士に強い大学はどこ?
税理士試験に強い大学はありません。
しかし、税理士試験の合格者数が多い大学としては次の3つが有名です。
- 中央大学
- 明治大学
- 早稲田大学
税理士になった人のうち、中央大学・明治大学といった「MARCH」、そして、早稲田大学の卒業生は確かに実感としても多いです。
これらの大学の卒業生で、デロイト トーマツ税理士法人などbig4税理士法人に勤めている税理士は確かに多いです。
ただし、基本的に在学中に合格しているわけではありません。卒業後、働きながら合格している方が多いです。
「〇〇大学に通っているから合格しやすい」というわけではなく、この手の大学の卒業生は、受験競争をしてきている人ですので勉強すれば受かるだけです。
税理士になる人は高卒も多い
税理士になる人は、高卒でなる人や、大学で社会学部など税理士試験と全く結びつかない学部で勉強していた方も多いです。
平均年齢が60代の業界ですので、異業種からの転職組も多いですよ。あまり大学にこだわる必要は無いでしょう。
関連記事:税理士の平均年齢は60代!目指す年齢は何歳が限界?
税理士に強い大学が無い3つの理由
税理士試験に強い大学が無い理由は次の3つです。
ポイント
- 大学在学中の合格者は毎年0~3人ほど
- 大学で税理士試験に特化した勉強を行うわけではない
- 「どこで学ぶか」より「どれだけ勉強したか」が重要
大学在学中の合格者は毎年0~3人ほど
税理士試験の大学在学中の合格者は毎年0~3人ほどです。
簿記論や財務諸表論など「一部科目合格」であればもっと多いです。しかし、大学在学中に5科目合格(官報合格)までする人は全国探しても毎年片手の指に納まります。
たとえば、平成30年度(第68回)税理士試験では大学在学中の官報合格者はたったの1人です。
どこの大学に通おうが税理士試験の結果に影響がないことがわかります。
大学で税理士試験に特化した勉強を行うわけではない
税理士試験の試験内容は特殊です。大学で試験に特化した勉強は行われません。
基本的には、大学に通いながら専門学校に通って勉強することになります。税法は毎年改正が行われますし、受験する科目も全11科目のうち5科目と幅広いです。
そのため、全科目を大学教授がテキストを用意して勉強させるというのは不可能です。
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「どこで学ぶか」より「どれだけ勉強したか」が重要
税理士試験は、やる気がなければ合格できません。
そのため、どこで学ぶかより、どれだけ勉強したかや自分から意欲的に勉強できるかどうかが重要です。
中央大学で勉強しているから合格できる、早稲田大学で勉強しているから合格できるというわけではありません。
本気で勉強して自分の力で合格しましょう。
受験資格がないなら、まずは日商簿記1級
税理士試験を受験するためには受験資格が必要です。
勉強を始めるなら、なるべく早く日商簿記1級を取得して受験資格をゲットしましょう。
なお、2023年度の税理士試験から簿記論や財務諸表論の受験資格は不要となります。
ただし、日商簿記1級の方がコスパは良い(世間的に評価されやすい)ので、あわせて取得するか先に取得しておくと良いでしょう。